最近、VODのU-NEXTに入会しました。
会員であるNetflixサイトでは、Netflixオリジナルドラマやその他コンテンツは、楽しめますが、配信コンテンツが映画となると、見たい作品がマッチしません。
気になる映画については、DVDやブルーレイを近くのツタヤで借り、鑑賞しています。
VODは、様々な会社がのサービスを行っていますが、だいたい1ヶ月程度は、プロモーションとして無料期間を設けているパターンが多いです。
U-NEXTに試しに申し込んで見たところ、映画に関して、配信コンテンツが多いと思いました。今では、マイリストに見たい作品を次々と追加しています。
マイリストに追加した映画、U-NEXTでの配信コンテンツ、80年代半ばに作製されたジム・ジャームッシュ監督の作品「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を見ました。
学生時代に、strager、どう訳せばいいんだろうと思いながら、当時、ロードショーで鑑賞しました。
今思うところをブログに書いていきたいと思います。
【目次】
作品情報
- タイトル
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」 - 原題
「Stranger Than Paradise」 - 上映時間
89分 - 製作国
アメリカ合衆国
西ドイツ - 公開年月
アメリカ 1984年9月
日本 1986年4月 - 監督
ジム・ジャームッシュ - 脚本
ジム・ジャームッシュ - 出演者
ジョン・ルーリー
エスター・バリント
リチャード・エドソン - 受賞歴
1984年 第37回 カンヌ国際映画祭 カメラ・ドール
1984年 第19回 全米映画批評家協会賞 作品賞詳細情報を表
あらすじと感想
クリーブランドにいるおばさんから電話があり、ハンガリーから渡米する、いとこのエヴァを、自分のアパートにしばらく預かる事になり、予定外の事に戸惑いを隠せないウィリー。
ポータブルテープレコーダーでお気に入りの曲をかけながら、ウィリーのアパートを訪ねようと、通りをトランクと紙袋を手に提げ、一人歩いていくエヴァ。
アパートに数日間住んでみると、掃除機をかけるのではなく、ワニを窒息させる。TVディナーは、アメリカのめしである。クォーターバックの役割は、ゲームを見てりゃわかる。と、ウィリー独特の言い回しに、エヴァは多少、躊躇してしまいます。
ウィリーの友人、賭博仲間のエディの3人を中心に、ストーリーは、時を追って淡々と、3つのチャプターに流れていきます。
ウィリーのアパートがあるニューヨークから、ロードムービーのように、クリーブランド、フロリダとストーリは展開します。
エディが新聞に掲載されているレース出場の競走馬の名前を読み上げるシーンで、「晩秋」、「出来ごころ」、「東京物語」と、競走馬名の日本語字幕が表示れます。エディが「東京物語にしよう」と言うと、ウィリーもそれに同意します。小津安二郎が監督した作品名を映画のセリフで表現するところは、ジム・ジャームッシュ監督は、日本映画に対しての、造詣が深いようで、驚きです。
少しざらついたモノクローム画像と、カメラが固定されたスケッチのような画面が、不思議と人物の存在感を映し出します。次第にフィルムの質感に慣れていき、映画を見ていくうちに、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」、ジム・ジャームッシュの世界観の魅力に、改めて惹きつけられていきました。